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オペラ座の怪人 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]B0007D3NK4

オペラ座の怪人 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
表情が語ります
 私は、この映画を見るまで、Think of Me は、クリスティーヌのラウルへの想いを表していると思っていました。でも、“There will never be a day when I won't think of you.”(これから先、あなたを想わない日など、1日だって無いでしょう)の時にファントムが映るのを見て、これはファントムに対して歌われているのだ、と気づきました。そういえば、原作でもクリスティーヌは「あなたのために歌った」と、ファントムに言っています。しかも、この言葉は、結末を示唆してもいるではありませんか。
 また、the Point of No Return の最後に、ファントムが All I Ask of You を歌いますが、2人の立ち位置は、まさにラウルとクリスティーヌがその箇所を歌った時と同じです。本当は自分がそうありたかったのだ、という、ファントムの切ない想いが伝わってきます。更にこの時、ファントムは「クリスティーヌはラウルへの愛のために、私を欺こうとしている。この情熱は、私を愛しているからではない」と思っています。(クリスティーヌがラウルを見上げるのを見て、自分ではなく彼を選んだ、と思ったのです。なんとか彼女を惹きつけようと全霊をかけていた前半と、表情が一変します。)絶望しながら、それでも求めずにいられない……そんな、胸を締めつけられるシーンです。
 それから、ファントムがクリスティーヌに究極の選択を迫る場面。決意した時、クリスティーヌはラウルに向かって(唇の動きで)“I love you”と言っています。でも、それはラウルのために自己犠牲を決意した、ということではないようです。クリスティーヌの次の表情、ラウルのショックを受けたような顔から推測できるのは「大好きよ。でも、どうしてもこの人を救いたい」という決意です。ラウルのためではなく、ファントムを孤独から救うための、言葉にできない深い想いを伝えるための、キスなのです。

オペラ座の怪人 通常版 [DVD]B0009PIVR0

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見る価値はあると思う
先入観なしで映画として見て総合的に楽しめたから星三つ。当時のパリ・オペラ座のイメージが伝わってきたのがよかった。オペラは好きでよく見るから筋がクサいのも矛盾がいっぱいなのも台詞を延々と歌うのも平気。ただそこに音楽の力で説得力を与えなきゃいけない主役ファントムの歌、というか声そのものがどうしようもなかった。男前振りは気に入ったけども。ヒロインは他に好きな人ができたのにファントムの声を聞くと魔法にかけられたようにフラフラついていきそうになるのは、ファントムの声が並外れて美しく音楽の魔性すら宿っているから、と思いたいところなのがそういうものを全然感じないのが淋しい。私なぞホセ・カレーラスさんの声を聞くと一瞬で理性が吹っ飛びそうになりますが、あれほどの声でなくていいからもう少し説得力のある声を聞きたかったですね。でないとヒロインが姿を見せないファントムに魅かれていた理由がなくなってしまう。で、ヒロイン役も何だかつまんない感じの子だった。亡き父を慕う清純で孤独な良家の生まれの少女が二人の男に愛されることで官能に目覚め、ファントムの本質を直視し自分の心を支えてきた偶像を打ち壊し、赦すことを知るところを見たかったけど、ヒロインは貧弱な体つきのくせに妙にエッチっぽい感じで最初から最後まで平板だった。だから二度にわたってファントムの仮面を剥ぎ取ったとき、なんて幼稚なひどい女なんだ、と思ってしまった。
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